2009年6月8日月曜日

豊臣の死因・・・新説

左は豊臣秀吉の死因はかっけだとの新説をまとめた若林利光さん=大久保昂撮影

豊臣秀吉 死因はかっけ? 医師の作家が学会で発表へ

肺炎梅毒など諸説入り乱れる豊臣秀吉(1598年没)の死因について、脳神経外科医で作家の若林利光さん(56)=兵庫県姫路市御立東1=が、当時の症状などを基に「かっけだった」とする新説をまとめた。13日に名古屋市で開かれる日本病跡学会で発表する。 かっけビタミンB1不足で起きる。足のしびれむくみ典型的な症状だが、下痢失禁精神錯乱心不全なども引き起こす。食事が白米中心だとかかりやすく、かつては富裕層に多かった。 若林さんによると、当時の宣教師がイエズス会に送った報告書に、秀吉が死の直前の約2カ月間、下痢を患って狂乱状態に陥ったとある。別に失禁の記録もあり、いずれもかっけの症状と合うという。若林さんは「かっけで死亡したとされる徳川十四代将軍・家茂(いえもち)と症状が同じ。なぜ今まで『秀吉かっけ説』が提唱されなかったのか不思議なくらいだ」と新説に自信を見せている。【大久保昂】(毎日新聞)
豊臣秀吉の死因はあまりよくいわれていなかったんだねぇ~知らなかった(^^;
新説はかっけ・・・
でも 脚気って白いコメのご飯ばかりたべていると 昔の人はなった・・・?
偏った食事になっちゃって・・・って聞いたことあるなぁ~
昔の人の贅沢病だね・・・
どっちにしても 庶民にはよく言われなさそう~(^^;
脚気(かっけ、英 beriberi)は、ビタミンB1欠乏症の一つで、ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって心不全と末梢神経障害をきたす疾患である。心不全によって下肢のむくみが、神経障害によって下肢のしびれが起きることから脚気の名で呼ばれる。心臓機能の低下・不全(衝心(しょうしん))を併発するため、脚気衝心と呼ばれることもある。
ほかのビタミンB1欠乏症による代表疾患には、ウェルニッケ脳症や高ピルビン酸血症がある。
江戸時代の江戸では、富裕層の間で玄米にかえて精米された白米を食べる習慣が広まり、将軍をはじめ富裕層に脚気患者が多かった。幕末には一般庶民も発症し、江戸患いと呼ばれた。経験的に米にかえて蕎麦(Vitamin B1を含む)を食べると、快復に向かうことが分かっていたため、漢方では療法として用いられていたものの、その知識が一般化することは無かった。大正期以降、ビタミンB1を含まない精米された白米が普及するとともに安価な移入米が増加し、副食を十分にとらなかったことで多くの患者を出し、脚気は結核とならぶ二大国民病といわれた。
国民の脚気死亡者数は、大正末期に年間2万5千人を超え、昭和期に入っても日中戦争拡大などで食糧事情が悪化する(昭和13年)まで毎年1万人~2万人の間で推移し、千人を下回ったのが1950年代後半であった(昭和25年)3,968人、(昭和30年)1,126人、(昭和35年)350人、(昭和40年)92人)。また、(昭和50年)ごろからジャンクフードの普及により、脚気が再発してきた。アルコール依存症患者にも多く、アルコール分解の際にビタミンB1が消費されることと、偏食が関わっている。高齢社会(超高齢社会)をむかえた最近では、ビタミンB1を含まない高カロリー輸液での発症も問題視されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

0 件のコメント:

コメントを投稿