2009年5月19日火曜日

ペースメーカー回収 失神3例・・・

東京都は19日、医療機器販売「日本メドトロニック」(港区)が販売した心臓ペースメーカーに不具合が見つかったため、同社が自主回収を開始したと発表した。 平成13年1月から17年7月までに国内で出荷された5970個が対象。部品をつなぐワイヤが外れてしまう不具合がこれまでに56例報告されており、このうち3例で失神が確認されている。死亡例はない。(産経新聞)

上のは 心臓ペースメーカー(米GUIDANT社製)ですが参考に・・・

ペースメーカーって第二の心臓・・・
不都合って恐い!!

心臓ペースメーカー
一般的に心臓に対する電気刺激発生装置のことで、バッテリーとICを含む本体部分とリード線から成るシステムの総称。
恒久的な使用を前提とした体内植込み式のものと、一時的な使用を前提とした体外式のものがある。心筋に人工的な刺激を与えることで必要な心収縮を発生させる。

不整脈の中には、洞不全症候群や房室ブロック、心房細動などに代表される徐脈を起こす疾患群がある。これらの不整脈の一部には放置すると心不全を合併したり、致死的な心停止に発展する可能性のある病態が存在する。心臓ペースメーカーは、このような場合に、適切な機能を喪失した本来の心臓の刺激伝導系に代わって心筋を刺激し、必要な心収縮を発生させる治療に使用される医療機器である。

<電磁波による影響>
現在広く普及しているペースメーカーは、電池寿命が約8年と長い。また、患者の心臓の状態や重症度に応じ、電気刺激のモードを変更して使用するのが一般的である。モードを変更する場合は専用の装置(Programmer)を使用し、ペースメーカーへ向けてモード変更の磁場を照射することによって変更を行う方法が一般的である。このモード変更は、ペースメーカーを患者の体内に植込んだままの状態で行うことが可能である。患者は再手術等の負担がなく、無痛で行えるというメリットがあるが、携帯電話等が発する電磁波を受信すると、特定の条件下において次のような不適切作動を起こすとされている。
①電磁波がペーシングリードに電磁誘導で電位を発生させ、患者自身の心臓の動きをペースメーカーに誤って認識させた結果、ペーシングの停止や不必要なペーシングを行う。
②電磁波がペースメーカー本体に混入することで本体に内蔵された安全装置が働き、モードがリセットされる などの誤作動を起こすというリスクがある。

実環境においてIH式電気炊飯器が心臓ペースメーカーの動作に影響を及ぼした(設定がリセットされた)との報告がされた。
報告例では、患者に健康被害はなかったものの、今後同様の事例が生じた場合、患者に予期せぬ健康被害をもたらすおそれを否定できないとして、IH式電気炊飯器やセキュリティゲートなどの強力な電磁波が発生する機器のそばに必要以上に長く留まらない、心臓ペースメーカーが機器に近づくような姿勢を取らないようにすることが推奨されている。

<医療機器による影響>
ペースメーカー埋め込み患者に対して、 MRI検査は禁忌である。 また、一部機種でX線 CT検査で設定内容のリセットや、オーバーセンシングが起きる不具合事象が報告されている。

携帯電話とかも言われているけど 今のところ報告はないようですよ・・・(^^!

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